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延世大学よりアンニョンハセヨ!~韓国での10ヵ月間の留学体験記~【学生インタビューNo.7】

Prologue

1.留学のきっかけ: 韓国に留学をしたきっかけとは?

2.留学中の出来事: 韓国での生活は!? 日本の大学の授業とはどう違うの?

3.まとめ:     留学を通して山田さんが学んだこととは?

スポーツ観戦

Prologue

山崎:皆さん、こんにちは!今回は韓国の延世大学に10ヵ月間留学された政治経済学部経済学科4年、山田麻衣子さんにお話を聞きたいと思います。

1.韓国に留学をしたきっかけとは?

山崎:それでは早速ですが留学をしたいと思ったきっかけは何ですか?

山田:きっかけは私の周りで留学に行きたいと考えている友達が多かったので、自然と私も留学したいなと思うようになったからです。

山崎:なるほど。やはり周りの環境による影響が大きいですね。留学の目的は何かありましたか?

山田:そうですね。日本も観光などで中国や韓国の方と関わることが多いので、実際にそれらの国に直接行って、どういう文化があるのか知りたいなと思ったからです。

山崎:最近は日本にアジア圏から来る人が多いですよね。明治大学はアジアに協定校がたくさんありますが、その中で韓国を選んだ理由は何ですか?

山田:知り合いの教授の紹介で韓国に決めました。

山崎:そうなんですね。長期留学をする前に短期留学を経験されましたか?

山田:はい。1年生の夏に政治経済学部のプログラムで2週間韓国に行きました。そのときは費用と期間を考えて韓国に決めたので、長期留学をしたいからというわけではなかったのですが。ちなみにその時の費用は全部で13万円で、JASSOという機関からも7万円支給されたので、実質かかったお金は6万円ぐらいでした。

山崎:短期留学を一度経験されてから、長期留学に行かれたんですね。では、長期留学の時の費用はどのくらいでしたか?

山田:長期で行ったときは、明治から20-30万、JASSOからも月7万円ほど奨学金がもらえました。現地での寮費は1学期11万円ほどで生活費は月7万円ほどでしたね。

2. 韓国での生活は!? 日本の大学の授業とはどう違うの?

山崎:それでは韓国での留学生活について詳しく聞いていきたいと思いますが、現地での授業は基本的に韓国語でしたか?

山田:そうですね。まず授業は英語と韓国語の2つがあり、交換留学生はどちらをとることも可能でした。でも韓国語は、最初全く分からなかったので、前期の授業はメインの英語と、留学生用の初級韓国語を取りました。後期は英語と韓国語の授業を半分ずつ取りました。

山崎:韓国語ゼロからのスタートですか!?すごく大変でしたね。

山田:はい。最初は挨拶しかできなかったのでハングルから勉強しました。でも寮のルームメイトが韓国人で言葉だけでなく、銀行の口座を作る時も助けてもらったのですごく助かりました。

山崎:最終的には韓国語はどのレベルまで上がりましたか?

山田:韓国語の試験でレベルが1-6(6が一番上)まであるんですけど、最後はぎりぎりですが6をとることができました。その時のルームメイトのおかげもあって今では韓国語で会話をするのも特に不自由はないです。

山崎:ゼロに近い状態から始めて不自由なく話せるようになれるなんてすごいですね!!現地の授業で大変だった授業はありますか?

山田:そうですね。経済学セミナーという授業が一番大変でした。グループごとに1時間発表をしなければいけないので、そのための準備が休日のお昼過ぎから夜までかかることもありました。明治大学ではそういう授業がないのできつかったですね。

山崎:韓国語でプレゼンをするなんて聞いただけでも大変そうです!ところで休日といえば、普段の生活はどういう感じでしたか?

山田:平日の授業の1限は9時から始まって、1コマ50分授業でした。韓国はご飯が本当に美味しかったので、授業の後にスポーツセンターへ行って食べた分だけ運動していましたね。休日はルームメイトと遊んだり、友達と買い物や国内旅行をして楽しんでいました。

山崎:留学中に友達はできましたか?

山田:はい。日本人が私と同じ学科にいなかったんですけど、中国人留学生が多かったので、その人達と仲良くなりました。あと夏休みに大学付属の語学学校に通った時に、マレーシア人とも仲良くなりました。

                    友達と

山崎:同じ学科に日本人がいないと心細い事もあると思いますが友達作りのきっかけは何ですか?

山田:寮の中に厨房があって、そこでほかの留学生や韓国人と話すことで自然と友達が増えました。

山崎:そうなんですね。韓国と日本って国の距離は近いですけど、文化の違いで驚いたことがあったら教えてください。

山田:一つは大学内で日本よりも恋愛にすごく積極的だったことです。学科の中にチャットグループがあってその中で学科コンといって、合コンみたいな呼びかけが頻繁にありました。大学のキャンパスの周りにあまり遊ぶ場所がなかったので寮の門限が近くなると寮の周りがカップルだらけだったりとか普通にありましたね。

山崎:日本だとあんまり想像できないですね。その他はありますか?

山田:もう一つは韓国では日本よりも人のつながりが濃いなと感じたことです。例えば、外食へ行った時も日本とは違い、大皿を頼んでみんなでシェアしながら食べるスタイルが多かったので仲間意識の強さを感じました。大学で日本でいう早慶戦のようなイベントがあった時も知らない人と肩を組んで一生懸命応援したりとか。

山崎:日本よりも団結意識が強いですね。

山田:そうですね。そういったことを留学を通して学べたと思います。

3.留学を通して山田さんが学んだこととは?

山崎:それでは、約1年間の留学を通して学んだことを教えてください。

山田:やはり自分から行動する大切さを学びました。自分から動かないと友達ができない状況に置かれたことで自分から周りの人に話しかけるなどの行動ができるようになったと思います。

山崎:大切なことですよね。そこで培った行動力は日本に帰ってからどういうことに活かされていますか?

山田:留学を経験したこともあって、色々な人と仲良くなりたいという思いが強くなったことです。MuBOという団体に帰国後入ったこともその経験が影響していると思います。国によって文化や言葉の違いはありますが、結局は人それぞれだなということを留学を通して学んだので偏見を持たずに日本人とも外国人とも仲良くしていきたいです。

山崎:色々な人と仲良くする、という気持ちを持つことがこれから留学をする人にとっても大切ですよね。ご自身の中でまた韓国に行きたいという気持ちはありますか?

山田:はい。来年でも行きたいですね。

山崎:それは、将来韓国で働く、といったことも見据えているわけですか?

山田:韓国で働くことは今は考えていないです。延世大学の卒業要件にもTOEICの点数の基準があり、また就職に大学の成績が関わるのでみんな必死に勉強していたので雇用も厳しそうだし大変だなと思うからです。

山崎:それでは、最後にこれから留学をする人に向けてメッセージをお願いします。

山田:留学をすると自分の知らない色々な事を知ることができるし、いろいろな人の出会いがあるかもしれないので留学をしてみないと分からないことがたくさんあると思います。だから、留学に興味があって行きたいなと思っているなら自分から動いて、どんどん違う文化を理解しようと努力することが大切だと思います。

                  延世大学の外観

いかがでしたか? 今回は韓国への10ヵ月間の留学から日常会話をマスターされ、またその経験を通じて世界中の人と偏見を持たずに仲良くしていきたいと話された山田さんにお話を伺いました。

次回の留学体験談もお楽しみに!!

聞き手 山崎  編集・校正 中山・間・山崎


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