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トビタテ留学ってなんだ!?行動力が試された、語学&インターン留学の軌跡。【学生インタビュー#9】

みなさん、こんにちは!MuBOインタビュー企画です。

突然ですが「トビタテ!留学JAPAN」って知っていますか?日本からグローバル人材を生むために、官民共同で行っている留学促進プロジェクトです。今回は、そのトビタテを利用して4か月間の留学に行った亀川さんのお話。ぜひ楽しんでください!

(基本情報)

亀川 喜介さん

留学先:フィリピン(語学留学:3年次9月~10月)

    カンボジア(インターンシップ:3年次11月~12月)

本人右

1 留学するきっかけ

中:早速ですが、留学しようと思ったきっかけからお聞かせください。

亀:高校の時から留学しようと思っていました。小さい時から海外が好きで、英語への憧れもあったので。しかし、上京して仕送りなしで一人暮らしをしていたため、留学資金を貯めるのが大変でした。その代わりでなはいですが、たまにバックパックに行っていましたね。大学1年の時にインド、他にも20カ国近く行きました。大学2年で東南アジアへ行き、アジアに魅力を持つようになりました。2年の秋から真剣に計画を立て始め、ワーキングホリデー(ワーホリ)と世界一周のどちらもしたいと思ったので、1年間の休学を決めました。

中:たくさんの国を見て、アジアに決めたんですね。休学を決めてからはどのような経緯でトビタテ留学に参加したんですか?

亀:まずは両親に休学を認めてもらいました。そこから、お金の工面も含めて留学情報を探すうちに、トビタテ留学を知りました。トビタテ留学は奨学金の額も大きく(亀川さんの場合:1か月12万円と渡航費)、実質負担なく英語の勉強・インターンが可能になります。なので、留学の部分で節約してその分を世界一周に回せると考えました。

中:なるほど。限られたお金の中でやっていくには賢い方法ですね。

ちなみに、トビタテ留学には留学コース(参考:https://www.tobitate.mext.go.jp/univ/program/index.html

)がありますが、亀川さんはどのコースで行かれましたか?

亀:新興国コースです。アメリカやヨーロッパと比べ、新興国コースは競争倍率が低い点と、東南アジアへの興味で決めました。また、バックパックを通して、英語圏でなくても欧米の人と英語で話す機会があると分かったので、東南アジアに行けば自分がしたい留学ができると考えました。

中:ありがとうございます。では、具体的な準備について詳しく聞かせてください。

亀:トビタテ留学を知ってからは、すべて自分で計画を立てました。はじめに、4ヶ月の留学を半分にわけ、前半で語学学校、後半でインターンシップとしました。当時はTOEICも500点程度だったので、英語力を強化することが目的でしたね。後半では、ワーキングホリデーのような形で、現地のゲストハウスで働きました。

中:語学学校は自分でも探せそうですが、ゲストハウスはどのように見つけたのですか?

亀:バックパックをしていた時にとまった場所のオーナーに、Facebook経由で直談判したんです。トビタテに受からなければキャンセルする予定だったのですが、オーナーはあっさりOKしてくれました。そこからは、試験の対策ですね。

中:とても倍率が高いと聞きます。どのように準備したのですか?

亀:1次試験と2次試験があります。1次試験の時に留学計画書を書き、文部科学省に送ります。この留学計画書が結構詳細を求めてくるので、やりたい目標は大きく、そして行動を詳細まで落とし込んでいくことが大事でした。2月に計画書を出し、合否報告が4月、5月に2次試験としてグループディスカッションや面接がありました。ディスカッションでは、自分の留学計画書を4分でプレゼンしました。結果は、人によっては出発の1,2ヶ月前に分かるので、結構タイトなスケジュールになります。

中:大きな額の奨学金がもらえるか分かるまで、はらはらですね。

亀:はい。また、合格してからも何度か研修がありました。ベンチャー企業の人の話や、紛争のスペシャリストの話を聞いて。テーマは「グローバル人材になるには」だったのですが、色々な人がいて面白かったです。それから、自分の留学計画書をグループでフィードバックをお互いに出したりもして。色々な留学があり、刺激を受けました。

中:高い意識を保ちつつ留学ができそうなプログラムですね。ところで、亀川さんのその行動力はどこから来るものなんでしょう?私を含め多くの人は、自分にトビタテが受かるだろうか、留学先でやっていけるだろうか、という不安がつきまとうと思うのですが。

亀:やってみればなんとかなる、という考え方なんですよね。英語がそんなにできなくてもバックパックができたことも大きいのですが、やりたいと思ったらやっておかないと。始めてみればなんとでもなるものですよ。

2 留学中

中:さて、持ち前の(?)行動力で留学を手にした亀川さんですが、ここからは留学中についてのお話をお伺いします。亀川さんの留学は、前半と後半に分かれているので、まずは語学学校の部分からお話いただけますか。

亀:先ほども言いましたが、英語を話せることが目標でした。TOEICの勉強もして、2か月で870点くらいになりました。

中:370点も上がったんですか!ということは、やはり英語漬けの生活ですか。

亀:そうですね。朝から晩まで英語で、1日10時間ぐらい勉強してました。そのおかげでだいぶ話せるようになったと思います。1日2時間は先生とマンツーマンで、残りは自習です。フィリピンでは、勉強の一言に尽きる留学でしたね。

語学学校で勉強した本を抱えて

中:なるほど。写真にもありますが、相当量の勉強あっての語学力向上がうかがえますね。そこから、カンボジアへ?

亀:はい。インターンは、ゲストハウスで受付やベッドメイキングなどから始まりました。実は、ここで意外なハプニングが2つあって。1つ目は、英語を話そうと意気込んでいたのですが、宿泊する観光客は日本人がほとんどだったんです。また、当初の仕事だけでは英語を話す必要がほとんどなく、これでは海外と言う場所で日本と同じような環境にいるのではないか、となってしまいました。

中:なんと!確かに、その環境だと最悪ゲストハウスのオーナーしか話し相手がいない、と言う状況になってしまいますね…。

亀:はい。でも幸いだったのが、オーナーが自由に自分がやりたいことをやらせてくれる人だったので、いろいろ企画を始めたんです。カンボジア

ツアーを作ったり、外国からのスタッフを呼んでいっよに働いたり。日本酒バーを作って集客し、外国人と話すイベントを作ったりもしました。

中:自分で英語を話す環境を作っていったんですね。

亀:そうですね。集客も、ゲストハウスの人や道端の外国人に話して自力で行いました。日本酒バーのアイデアは、友人になった日本食料理店の卸売りの人と協力してやりましたね。トビタテ留学では、日本を世界に広める活動も求められるので、自分にとっては非常に良い企画だったと思います。

中:結果、たくさん人は集まりましたか?

亀:実際、日本酒は外国人の口にはそんなに合わなかったみたいですね(笑)。それでも日本人・外国人ともに集まってくれたので、交流の場を作れたことが大きかったです。自分で場を作って周りの人に喜んでもらう経験ができました。

ゲストハウスで日本酒バーを開いたときの様子

中:日本酒は、外国人にはなじみがないのかも知れませんね(笑)。それにしても、一から企画を考えて実行するのは並大抵ではないので、2ヶ月という短い期間でもイベントを開いた亀川さんは実行力がありますね。

3 留学後

中:それでは、最後のパートとして留学後のことについてお伺いします。

亀:身に付いた力としては、英語が話せるようになったことが一番ですかね。気持の面では、変わったというより、自分を確認できたことが留学での成果かなと感じています。大学入学後、大学生のうちにいろいろなやっておこうと思い、バックパックなどをやっていました。当時はそれが自分にとって充実だと思い、実際充実もしていたのですが、留学をしてこう考えるようになりました。自分が大切なのは身近の人を大切にすることだったはずなのにそれだけでは満足できず、充実と言う自分の武器をそろえようと、理想の自分に近づこうとしてただけなんだなと。だから、留学を通して、自分の周りの人を大切にしたいという気持ちに気付きました。

中:なるほど。私も留学を経験しましたが、共感できる部分がありますね。世にはSNSなんどで「充実」が出回っていますが、留学は本当に自分を充実させるものはなんだろうと考えるいい機会ですよね。

 亀川さん、ありがとうございました。最後に、読者へのメッセージをお願いします。

亀:留学したいと思う気持があるならやったほうが良いですよ。僕は、行きたいと思い、行動したからこそ、当時の自分について違うと思えるようになりました。行かなければ、きっと海外へ行きたかったなという気持ちが残ります。その時、自分が行きたいか。その時、自分がやりたいか。未来で後悔するか、自分の経験を作るかは、自分の気持ちと行動次第です。

いかがでしたか?

そろそろ、トビタテ11期生の募集も始まりますね。

やるかやらないか、決められるのはあなただけです。

みなさん、挑戦してみては!?


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